マワロ

マワロ

複数の経由地を効率よく回る順序を計算

Google Mapsだけでは不十分?複数地点ルート最適化の仕組み

8分で読めます
技術解説
Google Maps

はじめに

Google Mapsは世界中で使われる便利な地図サービスですが、複数の経由地を設定するときに「どの順番で回れば最短になるか」は自動で計算してくれないことをご存知でしょうか? 行き先を追加しても、入力した順番にルートが引かれるだけなのです。

この記事では、Google Mapsの経由地機能の限界と、複数地点を効率よく回るためのルート最適化の仕組みについて解説します。

Google Mapsの経由地機能の限界

Google Mapsでは経由地を追加してルートを作成できますが、いくつかの制約があります。

  • 経由地は最大10か所まで(出発地・目的地を含む)
  • 経由地の順序は手動で並べ替える必要がある
  • 訪問順序の最適化機能がない(入力した順番にルートが引かれる)
  • 一度に表示できるルートは1つだけで、複数のルート候補を比較できない
  • 有料道路の料金表示は限定的

つまり、Google Mapsは「決まった順番で目的地に行く」ナビゲーションとしては優秀ですが、「どの順番で回るのが最適か」を考える用途には向いていません。

巡回セールスマン問題(TSP)とは

「複数の地点を最短経路で回る」という問題は、コンピュータサイエンスの分野では「巡回セールスマン問題(Traveling Salesman Problem、TSP)」として知られています。

N個の地点をすべて回る場合、考えられるルートの組み合わせはN!/2通りあります。地点の数が増えると、組み合わせ数は爆発的に増加します。

  • 5地点:60通り
  • 8地点:20,160通り
  • 10地点:約181万通り
  • 15地点:約653億通り!

すべての組み合わせを計算して最短を見つけるのは、地点数が増えるほど計算時間が膨大になります。そのため、実用的なルート最適化ツールでは、効率的なアルゴリズムを使って「十分に短い」ルートをすばやく見つける工夫をしています。

マワロのアプローチ

マワロでは、Google Maps APIを活用して各地点間の実際の移動時間を取得し、その情報をもとに最短ルートを計算しています。

  • 各地点間の実際の移動時間(道路状況を考慮)をベースに計算
  • 複数のルート候補を算出し、最大3つのルートを比較表示
  • 出発地と最終目的地を固定した最適化が可能
  • 車・電車・徒歩など交通手段に応じた最適化

計算結果はワンクリックでGoogle Mapsに引き継げるため、最適な順番を確認した後はすぐにナビゲーションを開始できます!

マワロの画面:最適ルートを地図上に表示

マワロで計算した最適ルートの地図表示

マワロとGoogle Mapsの違い

両者の主な違いを比較します。

マワロの入力画面:複数地点を直感的に管理

マワロの地点入力画面
機能Google Mapsマワロ
訪問順序の自動最適化なしあり
経由地の上限10か所制限なし
複数ルートの比較不可最大3ルート
有料道路の除外設定ありあり
ナビゲーション内蔵Google Maps連携
料金無料無料

つまり、マワロは「最適な訪問順序を計算する」ことに特化し、実際のナビゲーションはGoogle Mapsに任せるという役割分担です。それぞれの強みを組み合わせることで、効率的なルート管理が実現できます!

まとめ

Google Mapsは優れたナビゲーションツールですが、複数地点の訪問順序を最適化する機能は備えていません。巡回セールスマン問題の計算量を考えると、手動での最適化にも限界があります。マワロを使えば、最適な訪問順序の計算とGoogle Mapsでのナビゲーションをシームレスに連携できます!

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